2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

イカとデジカメ

▽カメラの進化と眼の進化 カメラという道具は人間の眼を模して作られている。すなわち、カメラは眼の水晶体に相当するレンズ、虹彩に相当する絞り、網膜に相当するフィルムや撮像素子を備えている。 またカメラが進歩すると共に、眼と同様の自動露出、自動焦…

カメラとは時計である

カメラとは何か?常識的には写真を撮る道具である。しかし私はふと、カメラとは「時計」でもあることに気が付いた。 どんなカメラも時計としての機能を持っている。カメラにはシャッター速度ダイヤルが備えられ、「1秒」とか「1/30秒」とか「1/100…

世界最初の心霊カメラマン

○由緒正しい心霊写真 デジカメの時代になって廃れたもののひとつに「心霊写真」がある。 私が小中学生のころ(1970年代後半)は心霊写真の本やテレビ番組が流行っていたが、私は昔からそういうものはあまり信じておらず、たいていは二重露光とか、フィル…

写真は「何者」によって発明されたのか?

○写真家が存在しなかった時代 写真を発明したのは誰か?写真史を少しでも知っている人なら、ニエプス、ダゲール、タルボット、などの名が挙げられるだろう。しかしふと気付いたのだが「写真」の発明以前に「写真家」は存在しなかった。つまり写真は「写真家…

人間の眼の焦点距離は何㍉?

○標準レンズは人間の眼に近い? 写真の世界では一般的に、「標準レンズは50mm」だと昔から言われてきた。しかしそれは「35mm判カメラ」の場合であり、デジカメの場合は撮像素子サイズが変われば「50mm相当」のレンズの焦点距離も変わってくる。なぜなら写真の…

「標準レンズ」というナゾ

【標準レンズは人間の肉眼に近い?】 私は中学生のころカメラというものにはじめて興味を持って、そして写真部に入部してみたのだが、このとき親に(家庭用カメラも兼ねて)1978年当時発売されたばかりの「ニコンFM」を買ってもらった。 ニコンの銀塩一眼レフ…